チーム名やロゴを入れたユニフォームは、一体感を高めてくれる大切な存在です。ただ、すでに手元にユニフォームがある場合、「この服に刺繍やプリントはできるのだろうか」と迷うこともあるでしょう。
一方で、これからユニフォームを用意する人の中には、加工を前提にした無地購入と持ち込み以外の方法を思い浮かべにくいケースもあります。
この記事では、既製品のユニフォームを持ち込んで刺繍やプリントを施すことはできるのか、その実情や注意点を解説します。
ユニフォームの持ち込みで刺繍やプリントをしてくれるサービスはある?
既製品のユニフォームを持ち込み、刺繍やプリントに対応している加工サービスは実際に存在します。スポーツユニフォームや作業着を対象に、刺繍店やプリント工房が「持ち込み可」として受付しているケースも見られます。
ただし、どのサービスでも無条件に対応しているわけではありません。
多くの場合、事前確認が前提となり、ユニフォームの素材や縫製仕様、使用状況によって可否が分かれます。
また、データのやり取りや発送が必要になるため、完成までにかかる時間や手間を想定しておく必要があります。
ユニフォーム持ち込み加工サービスのメリット

ユニフォームを持ち込んで刺繍やプリントを施す方法には、既製品購入とは異なる良さがあります。手元のアイテムを前提に考えられる点が、このサービスならではの特徴です。
すでに用意したユニフォームを無駄にせず使える
オリジナルユニフォームを作る場合、ボディー選びから加工までまとめて依頼するケースが一般的です。
持ち込み加工であれば、そうした工程を改めて検討する必要はありません。手元のユニフォームを前提に、刺繍やプリントといった加工部分だけを切り分けて依頼できます。
ユニフォームの着心地・サイズ感を維持できる
着用感やサイズ感は、実際に着てみないと分からない部分です。持ち込み加工であれば、すでに体に馴染んでいるユニフォームをそのまま使えます。
動きやすさやフィット感を変えずに加工できる点は、プレーや作業に集中したい人にとって嬉しいポイントでしょう。
特定のブランドなど、好みのボディーを加工できる
ブランドやモデルにこだわりがある場合でも、持ち込み対応なら選択肢が広がります。
スポーツブランドや作業着メーカーなど、好みのボディーを前提に刺繍やプリントを加えられるため、見た目や機能面で妥協せずにユニフォームを仕上げられます。
ユニフォーム持ち込み加工サービスのデメリット

持ち込み加工は柔軟な方法である一方、事前に理解しておきたい注意点もあります。
発送など持ち込みの手間がかかる
持ち込み加工では、ユニフォームを店舗へ直接持参するか、宅配便で送る流れが一般的です。完成品が届くまでの間、そのユニフォームは手元から離れます。急ぎで使う予定がある場合、スケジュール調整が必要になります。
また、発送時の梱包や送料の負担、返送までの期間なども含めて考える必要があります。
ユニフォームの素材や状態によっては加工できない
すべてのユニフォームが持ち込み加工に向いているわけではありません。
伸縮性の強い素材や、防水・撥水加工が施された生地では、刺繍糸やインクが安定しにくい場合があります。
また、すでに使用しているユニフォームでは、汚れや劣化、生地の薄さが原因で断られることもあります。見た目に問題がなくても、加工工程に影響するケースは少なくありません。
補償対象が限られている
持ち込み品は、加工中に起きたトラブルへの補償が限定される傾向にあります。
糸切れや生地の歪み、プリントのズレなどが発生した場合でも、再制作や返金の対象外となるケースは少なくありません。
もともと店舗側が用意したボディーではないため、責任範囲が限定されやすい点は理解しておきたいところです。特に高価なユニフォームや代替がきかないアイテムでは、事前の確認が重要です。
ユニフォームの持ち込み加工にかかる料金
ユニフォームの持ち込み加工では、刺繍やプリントの加工代だけでなく、データ作成費や持ち込み対応に関する費用が発生するケースが多く見られます。
料金の考え方は店舗ごとに異なりますが、一般的な内訳と相場を整理すると以下のとおりです。
| 料金項目 | 内容 | 相場の目安 |
|---|---|---|
| 刺繍加工代 | 刺繍の大きさ・針数に応じた1枚あたりの加工費 | 約300円〜1,500円前後/枚 |
| プリント加工代 | インクジェットやシルクスクリーンによる1枚あたりの加工費 | 約800円〜2,000円前後/枚 |
| 刺繍データ作成費(型代) | 刺繍機用のデータを新規作成する費用 | 約4,000円〜6,000円前後 |
| プリント版代 | シルクスクリーン用の版を作成する費用 | 約3,000円〜8,000円前後 |
| 持ち込み対応費 | 持ち込み品への加工に対する追加費用 | 無料〜加工費の割増設定 |
| 送料 | ユニフォームの往復発送にかかる費用 | 実費負担 |
持ち込み加工では、デザインが同じであればデータ作成費や版代が初回のみで済む場合もあります。
一方で、持ち込み品であることを理由に、加工後のトラブルに対する補償範囲が限定される点や、通常よりも加工条件が厳しくなる点が料金面にも反映されることがあります。
最終的な金額は、枚数や加工方法、ユニフォームの素材によって変わるため、事前見積もりは必須です。
【ブランド別】ユニフォームの持ち込みで刺繍やプリントは可能?
ユニクロや無印良品、ワークマンなどでは、刺繍やプリントに対応する公式サービスを用意しています。
ただし、いずれも自社で販売している商品を対象としたサービスであり、私物や他社製品を持ち込んで加工する仕組みとは異なります。ブランドごとの対応内容を確認しておきましょう。
※2026年1月時点の情報です。
ユニクロ
ユニクロでは「RE.UNIQLO STUDIO」を通じて、刺繍やリペア、プリントなどのカスタマイズサービスを行っています。対象となるのは、ユニクロで購入した一部の衣類やバッグです。

無印良品
無印良品では、対象店舗にて刺繍サービスを実施しています。
加工できるのは、無印良品で販売されている衣類や布製品に限られます。刺繍位置やサイズ、書体はあらかじめ決められており、私物や他社製品の持ち込みには対応していません。

ワークマン
ワークマンでは、対象店舗にて刺繍サービスを提供しています。加工できるのは、ワークマンで購入した作業着やユニフォームのみです。ロゴや文字刺繍に対応していますが、すべてのアイテムが対象ではなく、素材や仕様によっては対応外となる場合もあります。
他社製品の持ち込み加工は行われていません。

GAP
GAPでは、期間限定や企画としてカスタマイズサービスが実施されることがあります。
対象となるのはGAPの製品のみで、持ち込み品への刺繍やプリントを受け付けるサービスではありません。常設の加工窓口も用意されていないため、都度企画内容を確認する必要があります。

ユニフォームの種類と加工(刺繍・プリント)の相性
ユニフォームは種類ごとに使われている素材や構造が異なり、刺繍とプリントの向き・不向きも変わります。
| ユニフォームの種類 | 主な素材 | 刺繍 | プリント | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 野球ユニフォーム | ポリエステル、メッシュ | 〇 | 〇 | 厚みがあり比較的加工しやすい |
| サッカーユニフォーム | ポリエステル(薄手・吸汗速乾) | △ | 〇 | 伸縮性が強く刺繍は制限あり |
| ウインドブレーカー・ジャージ | ポリエステル、ナイロン | △ | △ | 撥水加工や裏地の影響を受けやすい |
| 作業着(ブルゾン・ジャンパー) | ポリエステル、綿混、厚手生地 | 〇 | 〇 | 刺繍向きだが位置確認が重要 |
野球ユニフォーム
野球ユニフォームは、生地にある程度の厚みがあり、刺繍・プリントのどちらにも対応しやすい素材構成です。
胸や袖など刺繍定番の位置も多く、加工後の安定感が出やすい点が特徴です。デザインの自由度も比較的高く、チーム名や番号をしっかり見せたい場合と相性が良いユニフォームです。

サッカーユニフォーム
サッカーユニフォームは軽量で伸縮性のあるポリエステル素材が主流です。
プリントは問題なく対応できる一方、刺繍は生地が引っ張られやすく、位置やサイズに制限が出ることがあります。ロゴやエンブレムを大きく入れたい場合は、プリントのほうが向いています。

ウインドブレーカー・ジャージ
ウインドブレーカーやジャージは、撥水加工や裏地付きの構造が多く、加工条件がやや厳しくなります。
刺繍は針穴が目立つ場合があり、プリントも素材によっては定着しにくいことがあります。加工可否は生地仕様による差が大きいといえるでしょう。

作業着(ブルゾン・ジャンパー)
作業着は耐久性を重視した厚手素材が多く、刺繍との相性が良いユニフォームです。
社名やロゴを長く使いたい場合に向いています。
一方で、ポケットや切り替えが多いため、加工位置の選定には注意が必要です。プリントも可能ですが、凹凸の少ない部分を選ぶ工夫が求められます。

自分でユニフォームに刺繍も可能?
刺繍ミシンや技術があれば、ユニフォームに刺繍を入れること自体はできます。
ただし、伸縮性のある素材や厚手生地は扱いが難しく、位置ズレや糸切れが起こりやすくなります。
また、同じ仕上がりを複数枚で揃えるには経験が必要です。少量であれば挑戦できますが、初心者やチーム分など枚数が多い場合は、負担が大きくなりやすいので現実的ではないでしょう。
発送不要!「watasiino!!」のユニフォーム加工(刺繍・プリント)サービスとは?

一般的なユニフォームの持ち込み加工は、発送の手間や条件確認、補償範囲の制限など、いくつかの懸念点があります。加工自体は依頼できても、素材や枚数によって判断に迷う場面も出てきます。
そこでご提案したいのが、「watasiino!!」を活用した加工スキームです。主な手順は以下のとおりです。
特定のメーカーでボディを購入し、送付先をそのまま「watasiino!!」に指定。加工内容を相談し、見積もり確定後に刺繍やプリントを行い、完成品を発送します。ユニフォームが一度も手元を行き来しないため、準備や段取りがシンプルです。
スポーツメーカー公式の加工サービスと比べると、納期は短く、費用も抑えやすいです。また、枚数の多い注文にも対応しやすく、自作では難しい数量でも現実的に進められます。
さらに、ボディの取り扱いも幅広く、ユニフォームの購入から加工までをまとめてご相談可能です。刺繍やプリントだけでなく、オリジナルワッペンの制作にも対応しています。
「どのユニフォームに、どんな加工をするか」を一緒に考えながら進められる点が、「watasiino!!」の強みです。手間を減らしつつ、納得のいく仕上がりを目指したい人はぜひご相談くださいね。

