Tシャツを仕入れるうえで「品質と価格のバランス」は永遠の課題かもしれません。そんな中、安価ながらも縫製や生地に安定感があり、業界内で支持を集めているのが「TRUSS(トラス)」です。
この記事では、TRUSSのTシャツに焦点をあて、サイズ感や素材、シリーズごとの特徴、プリント適性などをわかりやすく解説していきます。
TRUSSとは
Tシャツやスウェットなど、ベーシックなカジュアルウェアの分野でじわじわと注目を集めているブランドが「TRUSS(トラス)」です。
派手な広告は少ないものの、業界内では昔から「品質が安定していて使いやすい」との声も多く、法人・個人問わず幅広い現場で選ばれてきました。
ここでは、そんなTRUSSというブランドの成り立ちや背景、展開アイテムについて簡単に紹介していきます。



TRUSSの基本情報
TRUSSは、「フェリック株式会社」が展開するウェアブランドです。2003年の設立以来、無地ウェア市場で確かな地位を築いてきました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド名 | TRUSS(トラス) |
| 運営会社 | フェリック株式会社 |
| 設立 | 2003年 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区神田岩本町2番1 豊島ビル10F |
| ブランドサイト | https://www.truss-wear.jp/ |
| コーポレートサイト | https://www.felic.co.jp/ |
販売対象はBtoBが中心で、Tシャツブランドの中でも比較的玄人向けの立ち位置にあります。
ブランドコンセプト
TRUSSが目指しているのは、「毎日を使い古す」ように付き合える服。
気張りすぎず、かといって味気なくもない。暮らしに自然と溶け込み、日々の動作や気分にそっと馴染むカジュアルウェアを追求しています。
ラインナップは、トレンドに寄り添いつつもベーシックさを大切にした設計が軸。快適さや耐久性に加え、素材感や着心地にこだわることで、単なる無地Tシャツでは終わらない個性を持たせています。
カラーやサイズ展開も豊富で、性別や年齢、用途を問わず幅広く選べる自由度の高さも魅力です。TRUSSの服は、着る人の生活にそっと色を添え、作る人にとっては表現の土台となるような、そんなちょうどいい存在感を目指しています。
TRUSSのアイテム
TRUSSではTシャツを中心に、以下のような幅広いベーシックアイテムを展開しています。
- Tシャツ
- パンツ
- 長袖Tシャツ
- ポロシャツ
- スウェット&パーカー
- ブルゾン
- バッグ
- ビーニー&キャップ
こうしたアイテムはすべて「プリント・加工しやすい設計」が意識されており、オリジナルグッズやユニフォーム制作にも適しています。
TRUSSは、Tシャツブランドでありながら「無地ウェアの総合カタログ」としての役割も担っているのです。
TRUSSのTシャツの特徴
TRUSSのTシャツは、一見するとスタンダードな無地Tですが、細部にわたって「作り手と着る人、どちらにもやさしい設計」が徹底されています。
日々の着用に耐える丈夫さと、印刷・加工のしやすさを両立しながら、着心地や風合いにも配慮された設計は、プリントTシャツの土台として理想的です。
ここでは、そんなTRUSSのTシャツならではの魅力を3つの視点から紹介します。
着心地と耐久性を両立するこだわりの生地
TRUSSのTシャツは、アイテムごとに最適な素材を厳選しています。代表的な「オープンエンド糸」は、ドライな質感と耐久性の高さが特長で、ガシガシ洗っても型崩れしにくい点が魅力。
一方で、しなやかさを求めるラインではコーマ糸やオーガニックコットンを使用しており、肌ざわりと柔軟性を重視した仕上がりになっています。
プリント加工に適した設計
プリントや刺繍などの加工を想定した作りになっているのも、TRUSSの大きな強みです。生地の目が詰まっており、インク乗りや発色が良好。特にフロント・背面などの広い面に均一にプリントしたいとき、仕上がりにムラが出にくく安心です。
また、洗濯後もプリントが割れにくく、長く色柄を保ちやすい点も、業務用に向いている理由のひとつです。
豊富なカラーとサイズ展開
TRUSSのTシャツは、アイテムによって20色以上のカラー展開を用意しているモデルもあり、ベーシックから差し色まで幅広く対応可能です。
加えて、ユニセックス展開をベースに、キッズ・レディース・ビッグサイズまで細かく用意されており、ブランドやイベント用のアイテムでもサイズ選びに悩みにくいのが特徴です。
TRUSSのTシャツのサイズ感
TRUSSのTシャツは、全体的にやや「ジャパンフィット寄り」の設計です。一般的な海外ブランドに比べると身幅や着丈がコンパクトで、すっきりとしたシルエットが特徴です。
モデルによっては肩幅や身幅がタイトな傾向もあり、普段よりワンサイズ上を選ぶ人もいます。
一方で、ゆったり着られるビッグシルエットのラインや、女性向けの細身設計、キッズサイズまで幅広く用意されているため、目的に応じた選び分けがしやすい点も魅力です。
展開サイズはXS〜XXLが中心で、モデルによっては3XLまで対応。法人向けのユニフォームやイベント用にも対応しやすい構成となっています。
参考:サイズ情報 | TRUSS [ブランドサイト]

TRUSSの人気Tシャツと評判
TRUSSのTシャツは、ただの無地Tとは一線を画すラインナップの広さと、アイテムごとの明確なキャラクターが魅力です。
ここでは、TRUSSの中でも特に人気の高い4つのモデルについて、その特徴や選ばれる理由を紹介します。
オーガニックコットンTシャツ
引用元:OGB-910|TRUSS(トラス) [ブランドサイト]
GOTS認証を受けたオーガニックコットンを100%使用した、環境にも肌にもやさしいTシャツ。
糸の段階から化学薬品を使わず仕上げられており、ナチュラルな風合いとふんわりした着心地が特長です。リブや縫製にも細かなこだわりが感じられ、ナチュラル志向のブランドやサステナブル系イベントで重宝されています。
<Amazonでの口コミ>
- オーガニックとスミ黒に惹かれて購入しましたが期待通り。ビーフィーよりは薄いですが着心地が良いです。サイズ感もピッタリです。
- 袖が少し縮まったデザインとか首がもう少し隠れるようなデザインもあるといいかも〜
- 墨黒とあったが、単に真っ黒なティーシャツでがっかりした。着心地などは普通に良い
ヘビーウェイトTシャツ
引用元:GAT-500|TRUSS(トラス) [ブランドサイト]
定番の中の定番。オープンエンド糸を使ったざっくりとした生地感と、5.6オンスの厚みが安心感を与える1枚です。
洗濯にも強く、着るほどに味わいが増すため、日常使いにも業務用途にも幅広く対応。TRUSSを代表するスタンダードモデルとして根強い人気を誇っています。
<Amazonでの口コミ>
- 10年位愛用しています。1枚でも重ね着でも部屋着でも何でも使えるので重宝しています。こんなに安く買えるとはビックリです。薄すぎず体のラインも拾いにくく、かといって厚地すぎないのもポイント高いです。
- ヘインズのビーフィー買うよりはいいかも。ビーフィー独特のごわつきがないから滑らかだし、普段使いにはこれが最適だと思う。
- 原色の派手ながらシンプルなシャツ。こういうの、あまり店で見かけないから喜んで購入しました。Tシャツは最も安い、身近なファッションアイテムですからね、ネットの強みを生かして個性的な商品が増えるといいな。品質、肌ざわり、問題ない商品でした。
スリムフィットTシャツ
引用元:SFT-106|TRUSS(トラス) [ブランドサイト]
体に程よくフィットする細身のシルエットが特徴で、やや光沢のあるなめらかな生地感が上品な印象を与えます。
首リブも細めで、カジュアルになりすぎずスマートに着こなせるデザインは、インナーとしても1枚着としても重宝されます。タイトな仕上がりなので、ジャストで着たい方におすすめ。
<Amazonでの口コミ>
- 室内着として買ったが、着やすいし、よれにくいので、この時期、アンダーとして結構使えます。
- アンダーシャツとして着ようと思い購入しました。とても着心地がいいです。
- 生地もそれなりに厚く、透けにくくてよかったのですが、首回りだけがちょっとイメージと違いました。Yシャツの下着感があり、普通のネックでもよかったなと思いました。
トライブレンドTシャツ
引用元:TCR-112|TRUSS(トラス) [ブランドサイト]
コットン・ポリエステル・レーヨンの3種混紡による「トライブレンド生地」を採用したモデル。柔らかく、とろみのある独特の着心地が魅力で、やや杢調がかった見た目もデザイン性を引き立てます。
軽やかでストレスのない着用感を求める方や、少しニュアンスのあるTシャツを選びたい方にぴったりです。
<Amazonでの口コミ>
- 肌ざわりが良いので部屋着や肌着、ジャケットを羽織る内着としても重宝しています。オートミールは綿多めなので肌着、部屋着に向いています。
- 値段相応ものだけど、サイズや商品の状態に問題なく、着心地も悪くなく良い感じ。
TRUSSのTシャツへのプリントについて
TRUSSのTシャツは、プリント加工を前提とした設計が随所に施されています。
特に、生地表面の目が細かく均一なため、シルクスクリーン印刷やインクジェットプリントでもインクがのりやすく、発色がきれいに出やすいのが特徴です。
また、ポリエステル混のモデルでは昇華転写にも対応しており、写真やグラデーションを使った表現も可能。素材によってプリント方法の向き・不向きはあるものの、各シリーズごとに適した加工法が明示されているため、仕上がりを想像しながら選ぶことができます。
さらに、公式サイトではプリントカラーに応じたおすすめインク色の組み合わせ例も公開されており、明るいボディカラーに対して白インクが沈みにくいといった細かな注意点もカバー。プリント初心者や初めて制作に関わる方でも、迷わず安心して選べる設計になっています。
参考:
プリントについて| TRUSS [ブランドサイト]
プリントカラー・フォントについて| TRUSS [ブランドサイト]
【FAQ】TRUSSのTシャツに関するよくある質問
TRUSSのTシャツは、無地Tシャツの仕入れやプリント制作に関わる方のあいだで広く知られています。ここでは、特によく寄せられる2つの質問について、簡潔にお答えします。
TRUSSのTシャツが安い理由は?
TRUSSはもともと「プリント・加工用のボディ(素体)」を前提に展開されているメーカーです。
広告費や店舗展開を抑えつつ、大ロット製造と法人向け流通を中心にすることで、価格を抑えた安定供給を実現しています。
TRUSSのTシャツはどこで買える?
TRUSSのTシャツは、一般のアパレルショップには出回っておらず、業務用資材を扱う専門サイトやプリントショップで購入するのが基本です。
一部モデルは、個人でも注文可能なオンラインショップから購入できます。

TRUSSTシャツの加工・仕入れは「watasiino!!」へおまかせ◎
TRUSSのTシャツは、品質・価格・加工のしやすさをバランス良く備えたボディとして、プロ・個人問わず多くの現場で選ばれています。
「watasiino!!」では、そんなTRUSSのTシャツを無地のままご購入いただけるのはもちろん、オリジナルプリントや刺繍などの加工にも幅広く対応しています。
たとえば、飲食店やイベントスタッフのユニフォーム、ファン向けのオリジナルグッズ制作など、用途に応じたご提案も可能です。
自社工場を構えているため、短納期にも柔軟に対応できるのが私たちの強み。フルカラー対応のプリントや、1枚からの小ロット注文も得意としています。最新のDTFプリンターを導入し、シルクスクリーン印刷と組み合わせながら、1枚〜1万枚まで幅広く対応可能です。
また、商品は1点ずつ個包装して複数箇所へ納品することも可能。全国のイベントや店舗に分けてお届けしたいというニーズにもお応えしています。
TRUSSのほかにも、グリマー・プリントスター・ユナイテッドアスレなど、有名ボディメーカーも多数取り扱い。加工から納品まで、すべてお任せいただけます。
Tシャツ制作でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。私たちが丁寧にサポートいたします。

