子どもの絵には、自由な発想や、心がほっこりするような魅力があふれています。
そんな子どもの作品を「もっと長く残したい」「日常的に使えるものにしたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
最近では、子どもの絵をTシャツやトートバッグ、キーホルダーなどのグッズに加工できるサービスが増えており、お気に入りの絵を使って、世界でたった1つのオリジナルグッズを作ることができます。
この記事では、子どもの絵をグッズ化する方法や、グッズ化できるアイテムの種類、おすすめの作り方を詳しく解説します。
手作りでチャレンジしたい方、プロに依頼したい方のどちらにも参考になる情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。
子どもの絵をグッズにする魅力・メリット
子どもの絵をグッズ化することには、さまざまな魅力やメリットがあります。
ここでは主な3つのポイントを紹介します。
思い出を形に残せる
子どもの絵は、成長とともに変化していきます。
はじめはなぐり描きだった絵が、だんだんと具体的な形をもつようになり、やがて細部まで丁寧に描けるようになっていきます。
そんな成長の記録を、グッズにすることで、形として残すことができるのです。
紙の作品は時間とともに劣化しがちですが、Tシャツやトートバッグなどのグッズにすることで、より長く作品を残すことができます。
プレゼントとして喜ばれる
子どもの絵をグッズ化したものは、特別なプレゼントとして喜ばれます。
例えば、母の日や父の日のプレゼント、祖父母への贈り物として活用できます。
世界に1つしかない、子どもらしさのある作品は、受け取った人の心に深く残るでしょう。
特に普段使いできるアイテムにすることで、日常的に子どもの成長を感じられるプレゼントになります。
子どもの創作意欲が高まる
「自分の描いた絵がグッズになる」という体験は、子どもの創作意欲を高めるきっかけになります。
例えば、「おばあちゃんに贈るハンカチを作りたい」「自分のTシャツを作りたい」といった具体的な目標ができることで、より意欲的に絵を描くようになるでしょう。
また、自分の作品がグッズになることで達成感も得られ、新しい創作にチャレンジする自信にもつながります。
子どもの絵で作れるグッズの種類
子どもの絵は、さまざまなアイテムにグッズ化できます。
ここでは、人気のあるアイテムを紹介します。予算や用途に合わせて、最適なものを選んでみましょう。
Tシャツ
Tシャツは、子どもの絵をグッズ化する際の定番アイテムです。
普段着として活用できるうえ、家族でおそろいにするのもすてきですね。
Tシャツに適した絵のタイプは、以下のとおりです。
- 比較的シンプルな線画
- 色数の少ない絵
- 縦横比が極端でない絵
自分で作る場合は、無地のTシャツにアイロンプリント用紙や布用クレヨンを使って絵を転写します。
材料費は1枚1,000円~2,000円程度で済み、気軽に始められるのが魅力です。ただし、プリントの耐久性や仕上がりの品質は、事業者製作より劣る可能性があります。
事業者に依頼する場合は、1枚2,000円~1万円程度が目安です。主にプリントと刺繍の2種類の加工方法があり、プリントは細かいデザインや写真も表現できます。
刺繍は立体感と高級感のある仕上がりになりますが、プリントより費用が高くなります。
アート作品
子どもの絵を額装したり、キャンバスに印刷したりすることで、インテリアとして楽しめます。
アートに適した絵のタイプは、以下のとおりです。
- 色彩豊かな絵
- サイズが大きめの絵
- 思い入れの強い絵
自分で作る場合、好きな額縁や材料を使って手軽に作品化できます。100円ショップのアイテムを使えば1,000円以内で作れるうえ、マスキングテープでコラージュするなど、自由な表現方法で楽しむこともできます。
事業者に依頼する場合は、3,000円〜2万円程度で製作可能です。サイズや額縁の素材により価格は変動しますが、プロによる美しい仕上がりで、長く飾って楽しめる作品になります。
キーホルダー
キーホルダーは、手軽に持ち歩ける小さなアイテムです。鞄やポーチに付けて、いつでも子どもの絵を身近に感じられます。
キーホルダーに適しに適した絵のタイプは、以下のとおりです。
- シンプルな線画
- サイズが小さめの絵
- はっきりとした輪郭の絵
自分で作る場合は、プラ板(プラスチック板)とキーホルダーパーツを使って1,000円以内で製作できます。トースターで加熱して縮める工程は子どもと一緒に楽しめ、夏休みの工作としても人気です。
事業者に依頼する場合は、アクリル、金属、革、木材など、さまざまな素材から選ぶことができます。1個500円〜5,000円程度で、素材や加工法によって価格は変動します。
ハンカチ・タオル
ハンカチやタオルは、日常的に使える実用的なアイテムです。特に記念日のプレゼントとして人気があります。
ハンカチやタオルに適した絵のタイプは、以下のとおりです。
- シンプルな線画
- モノクロの絵
- モチーフが小さめの絵
自分で作る場合は、無地のハンカチや布用マーカーを使って1,000円程度で製作できます。子どもと一緒に製作を楽しめる反面、洗濯による色落ちには注意が必要です。
ハンカチやタオルは比較的小さいサイズなので、刺繍に挑戦するアイテムとしても適しています。
事業者に依頼する場合は、印刷と刺繍から加工方法を選べます。1枚2,000円~3,000円前後で製作でき、プロの技術で色落ちしにくい加工が可能です。
トートバッグ
普段使いしやすく、子どもの絵を大きく生かせるアイテムです。素材を選べばエコバッグとしても重宝します。
トートバッグに適した絵のタイプは、以下のとおりです。
- カラフルな絵
- モチーフが大きめの絵
- 複数の絵を組み合わせたもの
自分で作る場合は、無地のトートバッグに布用マーカーやアイロンプリント用紙を用いることで1,000円程度で作れます。
事業者に依頼する場合は、1個2,000円~1万円程度で製作できます。丈夫な生地と高品質なプリントで、長く使えるアイテムに仕上がります。
ポーチ
文房具入れやメイク道具入れなど、さまざまな用途に活用できる便利なアイテムです。
プレゼントとしても使いやすいサイズ感です。
ポーチに適した絵のタイプは、以下のとおりです。
- コンパクトなサイズの絵
- シンプルな線画
- モチーフが小さめの絵
自分で作る場合は、無地のポーチと布用マーカーを使って1,000円程度で製作できます。100円ショップの材料を使えばさらに費用を抑えられます。
刺繍でワンポイントを入れるのもすてきですね。
事業者に依頼する場合は、1個2,000円〜5,000円程度で製作できます。子どもの絵を全面プリントした生地を使用したり、ワンポイント刺繍をしたりするなど、細部までこだわった製作が可能です。
スマホケース
いつも手元で子どもの絵を楽しめる、特別なアイテムです。
日常的に目にする機会が多く、子どもとの思い出を身近に感じられます。
スマホケースに適した絵のタイプは、以下のとおりです。
- コンパクトなサイズの絵
- インパクトのある絵
- モチーフが小さめの絵
自分で作る場合は、100円ショップの透明ケースを活用する方法がおすすめです。子どもの絵を適切なサイズに印刷し、ケースの内側に挟むだけで簡単にオリジナルケースが完成します。
事業者に依頼する場合は、1個2,000円~5,000円程度で製作できます。スマートフォンの機種や素材によって価格は変動しますが、耐久性の高い素材と高品質なプリントで長く使えるケースが仕上がります。
子どもの絵をグッズにする4つの方法・作り方
子どもの絵をグッズ化する方法は、大きく4つあります。それぞれの特徴を詳しく解説します。
手作りする
最も手軽にグッズ化できる方法です。
材料は100円ショップでそろえられるものもあり、子どもと一緒に楽しめます。
手作りのメリットは、費用を抑えられることと、子どもと一緒に製作を楽しめることです。
特に布用クレヨンやプラ板なら、手軽に始められます。
一方で、仕上がりが均一でなかったり、洗濯での色落ちや耐久性において弱点があったりします。
刺繍は温かみのある仕上がりになりますが、ある程度の技術が必要です。
ここでは、難易度が低い順に4つの手作り方法とその手順を説明します。
布用クレヨンで描く
無地のTシャツやバッグに、布用クレヨンで直接描く方法です。
必要なものと手順は、以下のとおりです。
- 無地のTシャツやバッグ
- 布用クレヨン
- アイロン
- 下絵を描く
- 布用クレヨンで色を塗る
- アイロンで色を定着させる
アイロンプリントで転写する
子どもの絵をスキャンしてアイロンで製品に転写する方法です。
必要なものと手順は、以下のとおりです。
- スキャナー(スマートフォンなど)
- 無地の製品
- アイロンプリント用紙
- プリンター
- アイロン
- スキャナーやスマートフォンで子どもの絵をスキャンする
- スキャンしたデータをアイロンプリント用紙に印刷する
- アイロンで製品に転写する
プラ板で作る
プラ板に絵を描き、キーホルダーを作る方法です。
必要なものと手順は、以下のとおりです。
- プラ板
- 油性ペン
- キーホルダーパーツ
- オーブントースター
- プラ板に油性ペンで絵を描く
- オーブントースターで加熱して縮める
- キーホルダーパーツを取り付ける
刺繍で再現する
子どもの絵を生地に写し取り、刺繍で再現する方法です。
必要なものと手順は、以下のとおりです。
- 無地の製品
- トレーシングペーパー
- チャコペーパー
- 刺繍枠
- 刺繍針
- 刺繍糸
- 子どもの絵をトレーシングペーパーに写し取る
- チャコペーパーを使ってデザインを生地に写し取る
- 刺繍枠で生地を固定
- 針に糸を通し、製品に刺繍して絵を再現する
グッズ作成アプリを利用する
スマートフォンのアプリを使えば、子どもの絵を手軽にグッズ化できます。
「SUZURI」「ACRY」「tukutte」「ME-Q」「UTme!」など、多くのアプリがあります。
アプリ上でデザインを自分でできるのが特徴です。子どもの絵の配置や大きさを変えたり、文字や装飾を加えたりしながら、オリジナルグッズをデザインできます。
一般的な手順は以下のとおりです。
- アプリをダウンロードする
- 子どもの絵を撮影する
- アプリ上でデザインを調整する
- 注文して完成品を待つ
アプリを使うメリットは、家にいながら気軽にデザインから注文まで完結できることです。
「SUZURI」では布製品全般、「UTme!」ではTシャツ、「ACRY」「ME-Q」ではキーホルダー、「tukutte」は子どもの絵専門など、アプリごとに得意なアイテムがあるので、作りたいものに合わせて選べます。
一方で、アプリによって作れるアイテムが限られることや、画質の調整が難しいといったデメリットもあります。また、1点からの注文となるため、料金はやや割高になります。
ユニクロや無印良品などの店舗のサービスを利用する
大手ブランドの店舗サービスを利用する方法です。
実店舗があるため、製品の質感を確認してから注文できます。
ユニクロの「UTme!」を利用する場合の手順は、以下のとおりです。
- 「UTme!」のアプリをダウンロードする
- 子どもの絵を撮影し、アップロードする
- デザインの配置を決める
- 注文して店舗か自宅で受け取る
無印良品の刺繍サービスを利用する際の手順は、以下のとおりです。
- 刺繍サービス実施店舗を調べる
- 製品を購入する
- 店舗で刺繍を依頼する
- 完成を待つ
店舗でのサービスのメリットは、実物を見ながら相談できることです。品質も安定していて、店舗での受け取りも可能です。
一方で、デザインや対応アイテムに制限があるほか、無印良品の場合、刺繍サービス実施店舗は限られています。
グッズ製作事業者に依頼する
オンラインで子どもの絵をグッズ化できる事業者が増えています。プリントだけでなく刺繍にも対応していたり、デザインの相談ができたりするところもあります。
また、「minne」や「Creema」などのハンドメイドマーケットでは、作家さんに直接依頼することもできます。一点物の丁寧な仕上がりが魅力で、作家さんとやり取りしながら世界に1つだけのグッズを作れます。
事業者へ依頼する際の一般的な流れは、以下のとおりです。
- 製作するアイテムを選ぶ
- 子どもの絵(データまたは)を入稿する
- プリントや刺繍など加工方法を選択する
- デザインを確認し、発注する
- 完成を待つ
事業者に依頼するメリットは、プロの技術による高品質な仕上がりが期待できることです。
多くの事業者が1個からのオーダーを受け付けていて、オンラインで手軽に注文できます。
一方で、手作りと比べると費用が高くなる傾向があります。
また、事業者によって対応できる加工方法や納期が異なるため、希望に合った事業者を選ぶことが大切です。
子どもの絵をグッズにする際の費用を抑えるコツ
子どもの絵をグッズにする費用を抑えるには、いくつかのポイントがあります。
まず、製作方法です。
1点だけを作る場合は手作りのほうが費用を抑えられますし、同じデザインを複数作る場合は、事業者に依頼するほうがコストが抑えられるでしょう。
次に材料です。
自分で用意する場合は、100円ショップの活用がおすすめです。また、無地のTシャツやトートバッグは通販サイトでまとめ買いすると、1個あたりの単価を抑えられる場合があります。
布用クレヨンなどの道具は、複数の作品に使用できるため、コストパフォーマンスが良いでしょう。
また、事業者に依頼する際は、早割サービスや複数注文の割引を利用しましょう。季節のキャンペーンの活用や、シンプルなデザインで加工料を抑えることも効果的です。
子どもの絵のデータ化は、自宅のスキャナーやスマートフォンのカメラを使えば追加費用がかかりません。特別な機材を用意する必要のない方法を選ぶと、コストを抑えられます。
子どもの絵をグッズにする際の注意点
グッズ化を失敗なく進めるために、以下の点に注意しましょう。
絵の選び方
グッズ化する絵は、できるだけ色鮮やかで、折り目やシワの少ないものを選びましょう。余白が多すぎない構図のほうがグッズ映えしやすいです。
また、何より大切なのは、子ども本人と相談しながら選ぶことでしょう。「これをグッズにしたい」という子どもの思いを大切にすることで、より思い出深いものになります。
データ化する際の注意点
子どもの絵をデータ化する際は、明るい場所で撮影やスキャンをすることが重要です。スマートフォンで撮影する場合は、真上から撮影し、影ができないように気をつけましょう。
また、後々の加工に備えて、できるだけ高解像度で保存し、絵の周りに余白をもたせることをおすすめします。
色や素材の選び方
グッズの素材は、使用頻度や用途に合わせて選びましょう。
洗濯が必要なアイテムは、グッズの素材もデザインの加工方法も、耐久性の高いものを選択することが大切です。
また、絵の色を生かせる地色を選び、プリント位置は実際の使用シーンを想定して決めると、より実用的な仕上がりになります。
子どもの絵のグッズ化事例
子どもの絵をグッズ化したすてきな作品を集めてみました。
それぞれのアイテムで、どのように子どもの絵が生かされているのかをご紹介します。
Tシャツ
子どもの絵がそのままTシャツになると、温かな気持ちで過ごせそうですね。
家族でおそろいも楽しめるのも魅力です。
アート作品
額装すると、子どもの絵が立派なアート作品になります。
インテリアとして飾ることで、お部屋の雰囲気も和らぎ、大切な思い出として長く楽しめますね。
キーホルダー
いつも持ち歩ける小さな宝物として、鞄やポーチに付けて楽しめます。
コンパクトで愛らしいキーホルダーは、祖父母への贈り物としても喜ばれるでしょう。
ハンカチ・タオル
毎日使うアイテムだからこそ、子どもの絵を見る機会も多く、実用的で心温まります。
記念日のプレゼントにもぴったりです。
トートバッグ
絵を大きくプリントできるほか、複数の絵を組み合わせることもできます。
毎日の生活に特別な彩りを添えてくれます。
ポーチ
文具やコスメを入れて持ち歩くのが楽しくなりそうです。
友達や親戚へのプレゼントとしても最適で、オリジナリティあふれる贈り物になります。
スマホケース
手元で子どもの絵を楽しめる、癒しのアイテムです。
機種に合わせて製作でき、世界で1つだけのケースになります。
「watasiino!!」なら、子どもの絵のグッズ化が簡単にできます◎
子どもの絵をグッズ化するなら、「watasiino!!」への依頼がおすすめです。
デザイン段階からの丸投げがOKなので、手書きの簡単なデザインイメージや写真があれば、専門のデザイナーがクオリティの高いデザインを作成します。
Tシャツやエプロン、トートバッグなど、豊富なアイテムから選べるうえ、プリントにも刺繍にも対応可能。加工方法を組み合わせることで、オリジナリティの高い仕上がりになります。
また、自社工場での製造により、短納期での対応が可能です。1点からオーダーできるので、世界に1つだけの特別なグッズを作りたい方にぴったりです。
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