ライブやイベントで着たい、大切な推しのTシャツ。
公式グッズとは違う、自分だけのオリジナルデザインを作りたいと思ったことはありませんか?
この記事では、推しTシャツを自作するための道具や手順を詳しく解説します。
また、著作権に関する注意点もまとめていますので、安心して推し活を楽しむための参考にしてくださいね。
推しTシャツを自作する人は多い?
推しのライブやイベントで、公式グッズとは異なる素敵なデザインの推しTシャツを着用している人を見かけたことはありませんか?
そのTシャツは、ファンが自作したオリジナルデザインかもしれません。
実は、推しTシャツは思いのほか簡単に自作できます。
100円ショップの材料で手作りする方法から、専門の事業者に依頼する方法まで、さまざまな選択肢があります。
近年では、SNSの推し活アカウントでも多彩な自作Tシャツの投稿が増えています。
その人気の理由として挙げられるのは、主に以下の3つです。
- 自分だけの好みのデザインで作れる
- イベントで着用したいなど、必要なときに作れる
- デザインから制作まで、推し活の一環として楽しめる
このような魅力から、推しTシャツの自作は新たな推し活の形として広がりを見せています。
それでは、具体的な作り方を詳しく見ていきましょう。

推しTシャツの自作に必要なアイテム・道具
まずは、推しTシャツを自作するために必要なアイテムと道具を確認しましょう。
ここでは、特に手作りに必要な材料を中心に紹介します。
100円ショップ(100均)で手に入る材料
推しTシャツの自作では、基本的な材料を100円ショップでそろえることができます。
制作方法によって必要な材料は異なりますが、共通して必要な基本アイテム・道具は以下のとおりです。
共通して必要な基本アイテム・道具
- 白または推しカラーの無地Tシャツ(1,000円程度)
- 家庭用アイロン
- プリンター(アイロンプリントの場合)
一方、100円ショップでそろえられる材料は以下のとおりです。
デザインの加工別にご紹介します。
アイロンプリントで作る場合 | 手書きで作る場合 | 刺繍で作る場合 |
---|---|---|
・アイロンプリントシート ・アイロン用当て布 ・はさみ | ・布用マーカー ・定規 | ・刺繍糸 ・刺繍枠 ・刺繍針 ・下書き用チャコペン |
これらのアイテム・道具・材料があれば、基本的な推しTシャツの自作が可能です。
しかし、より本格的な仕上がりを目指す場合は、専門の業者に依頼することをおすすめします。
特にオリジナリティの高いデザインにこだわりたい場合は、業者への依頼を検討してみましょう。業者によっては、プリントと刺繍を組み合わせるなど、デザインに複合的な加工を入れることも可能です。
推しTシャツの自作するときの手順
推しTシャツの加工方法には、アイロンプリント、布用マーカー、刺繍などがありますが、ここでは最も手軽で初心者にもおすすめの「アイロンプリント」の方法を詳しく説明します。
1)デザインを決める
まずは作りたい推しTシャツのイメージを具体的に固めましょう。
デザインの主な種類は次のとおりです。
- 文字だけのシンプルなデザイン(推しの名前やフレーズ)
- 推しカラーを活かしたロゴやパターン
- イラストや写真を使用したデザイン
ライブやイベントなど、着用するシーンに合わせてデザインを選びましょう。
また、イラストや写真を使う場合は著作権に触れないようにする注意が必要です。
2)材料を準備する
作業を始める前に、必要な材料をすべて用意します。
- 無地のTシャツ(薄い色がおすすめ)
- アイロンプリントシート(プリンターに合わせて選ぶ)
- プリンター
- アイロン
- アイロン台
- 当て布
3)プリントシートにデザインを印刷
デザインの印刷は、一度失敗するとプリントシートを破棄しなくてはならないので、以下に注意して慎重に作業を進めましょう。
- デザインのサイズを実寸で確認する
- プリントシートの説明書をよく読む
- 試し印刷をして色味を確認する
- 印刷面を間違えないように注意する
4)Tシャツに転写する
いよいよ最後の仕上げです。ていねいに順番どおり作業しましょう。
- Tシャツのしわを伸ばす
- プリントする位置を決めて確認する
- 説明書どおりの温度でアイロンをかける
- ゆっくりとシートをはがす
初めて作る場合は、小さめのデザインから始めるのがおすすめです。
慣れてきたら、徐々に大きなデザインにチャレンジしてみましょう。
推しTシャツを自作するときの注意点
推しTシャツを自作するのであれば、安心して楽しめるように、いくつかの注意点を確認しておきましょう。特に重要なのが著作権、肖像権の問題です。
著作権
推しに関連する素材のほとんどには著作権があります。
具体的には次のようなものが著作物として保護されています。
- アーティストやアイドルの写真
- アニメやゲームのキャラクター
- 公式ロゴやデザイン
- CDやDVDのジャケットデザイン
- 楽曲の歌詞
- 映画のワンシーンを切り取ったもの
ただし、工夫次第で楽しく安全に推しTシャツを作ることができます。
おすすめの方法は以下のとおりです。
- 完全オリジナルのデザインを作る
- 推しカラーや推しの概念的なデザインなど、直結しない要素を使用する
- 公式がファンアート制作を認めている場合は、その規約に従う
- 個人で楽しむ範囲(自宅での着用など)に限定する
推しへの想いを形にする際は、権利を守りながら創造性を活かすことが大切です。

肖像権
写真を使用する場合は、著作権に加えて肖像権にも注意が必要です。特に以下の点に気をつけましょう。
- 公式写真の使用は避ける
- SNSなどで公開する際は、写真に写り込んでいる人にも十分配慮する
仕上がりをよくするためのポイント
完成度の高い推しTシャツを作るために、以下の点をチェックしておきましょう。
プリントシートの選び方
アイロンプリントシートは、プリンターの種類によって使えるシートが異なります。
インクジェットプリンター用とレーザープリンター用とがあるので、お手持ちのプリンターがどちらであるかを確認しましょう。
さらに、白や淡色の生地用と、黒や濃い色の生地用があります。
Tシャツの色によっても使用するシートが異なりますので、作りたいTシャツの色に合わせて、適切なプリントシートを選びましょう。
印刷前には、必ず説明書をよく読んで印刷設定を確認してください。
正しい設定で印刷することで、きれいな仕上がりになります。
着用時の見た目
デザインの配置はとても重要です。プリントする位置によって着用時の見え方が大きく変わります。
鏡を見ながら、プリントしたい位置を事前に確認しましょう。
また、Tシャツを着て鏡の前に立つだけではなく、何か動作をした際の見た目もチェックしましょう。
体の動きによってプリント部分が伸びたり、見え方が変わったりします。
サイズと位置を決める際は、実際に着用して確認することをおすすめします。
お手入れ方法
せっかく作った推しTシャツを長く楽しむためには、適切なお手入れが大切です。
シートの種類によって洗濯方法が異なりますので、説明書は必ず保管しておきましょう。
特に最初の数回の洗濯は要注意です。色移りを防ぐために、単独で洗濯することをおすすめします。
アイロンがけが必要な場合は、プリント面を傷めないよう、必ず裏面からやさしくかけるようにしましょう。
自作の推しTシャツの制作事例
実際にファンの方々が作成した推しTシャツを見てみましょう。個性的でおしゃれな作品ばかりです。

旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)所属グループのメンバーのイラストと、英訳した歌詞の文字列を組み合わせた洗練されたデザイン。
シンプルながら推しへの深い愛情が伝わってきます。

アイドルの写真と名前を大きくレイアウトした、目を引くデザインです。
ライブやイベントでもひと際存在感を放ちます。

6歳のお子さんが書いた推しの名前がていねいに手刺繍されています。
可愛らしい文字と手作り感が魅力的な世界に1つだけのTシャツです。

アニメの人気キャラクターを自作イラストでプリントしたTシャツです。
創造性を存分に発揮できる例です。
いずれの事例も、ファンならではの遊び心とアイデアが光る作品となっています。
自作以外の推しTシャツの作り方2選
自分で一から作る以外にも、推しTシャツを簡単に作る方法があります。
ここでは代表的な2つの方法をご紹介します。
ユニクロの「UTme!」を利用する
「UTme!」は、ユニクロが提供するオリジナルTシャツ作成サービスです。
スマートフォンやパソコンから簡単に利用でき、オンラインでの注文か一部店舗での作成かを選べます。スマートフォンアプリでは、写真やイラストの取り込みはもちろん、文字入れやスタンプの加工も可能です。
さらに、スマホをシェイクするだけでデザインを加工できるなど、直感的な操作で楽しく作成できます。
ただし、「UTme!」のデザイン審査は非常に厳しいことで知られています。
著作権のある素材はもちろん、フリー素材や一般的な言葉でも審査に通らないケースがあります。
実際に作る前に、利用規約をよく確認しておくことをおすすめします。
アイテムの選択肢も限定的です。Tシャツは「ベーシックTシャツ」と「UクルーネックT」「キッズベーシックTシャツ」の3種類、カラーはホワイト、ブラックの2色から選べます。
プリント位置は主に前面のみとなっているため、デザインの自由度には一定の制限があります。
※2025年2月現在


Tシャツ制作事業者に依頼する
より本格的な推しTシャツを作りたい場合は、専門の事業者への依頼がおすすめです。
事業者に依頼すれば、デザインの相談から始まり、プリントや刺繍などさまざまな加工方法の中から最適なものを選べます。
自分でデザインができるアプリやソフトが用意されている事業者もありますし、手書きのラフスケッチやイメージを伝えるだけでも、プロのデザイナーが理想に近い形に仕上げてくれる事業者もあります。
素材の選び方や加工方法についても、用途に合わせた提案を受けられます。
事業者によりますが、プリントだけでなく刺繍やワッペンなど、加工方法も自由に選べるのが特徴です。
また、Tシャツの素材や色にもこだわることができ、素材や色、サイズなどを豊富な選択肢から選ぶことができます。
料金は1枚2,000円~5,000円程度で、「UTme!」と比べるとやや高めです。
納期は通常1〜2週間ほどなので、イベントやライブの予定がある場合は余裕を持って依頼しましょう。
特に以下のような方には、事業者への依頼がおすすめです。
- オリジナリティの高いデザインで作成したい
- 長く着用できる高品質な仕上がりを求めている
- プリントと刺繍を組み合わせるなど、複合的な加工を希望
- デザインから相談したい
費用は多少かかりますが、イメージどおりの推しTシャツを確実に手に入れられる方法です。プロのサポートを受けながら、こだわりの1枚を作ることができます。

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ここまでさまざまな推しTシャツの作り方をご紹介してきましたが、より本格的な1枚を作りたい方には「watasiino!!」がピッタリです。
「watasiino!!」の特長は、まず豊富なTシャツの種類とカラーバリエーションです。
推しカラーに合わせやすい色展開で、素材も吟味されています。
加工方法もプリントや刺繍などの複数から選べ、自由に組み合わせることが可能です。
デザイン面でも強みがあります。専属デザイナーが在籍しており、簡単なラフスケッチや言葉での説明だけでも、プロ品質のデザインを作成いたしますよ。
推しカラーを活かした概念デザインなど、著作権を気にせず楽しめる提案も得意ですので、おまかせください。
さらに、すべての工程を自社工場で行うため、スピーディーな制作が可能です。1枚からオーダーでき、急なイベントやライブの予定にも対応可能です。
デザインの相談から仕上がりまでトータルでサポートする「watasiino!!」なら、理想の推しTシャツを確実に形にすることができます。
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