ワッペン付きユニフォームのオーダー方法。持ち込み可否や金額感を解説

ワッペン付きユニフォームのオーダー方法

チームやスタッフの一体感を出したい、ロゴをきちんと見せたい。そんなときに選択肢に上がるのが、ワッペン付きユニフォームです。

ただ、いざ注文の検討を始めると「ユニフォームは持ち込みできるのか」「ワッペンはどこまで自由に作れるのか」「費用や流れがよくわからない」と迷う場面も少なくありません。

この記事では、スポーツチームや企業・団体の担当者に向けて、ワッペン付きユニフォームの代表的なオーダー方法や考え方を、わかりやすく解説していきます。

目次

ワッペン付きのユニフォームのオーダーパターンは3つ

すでにユニフォームが手元にあるか、これから用意するかによって、適した進め方は変わります。

まずは、3つのパターンのうちご自身の状況がどれに当てはまるか確認してみましょう。

手持ちのユニフォームに付けるワッペン制作をオーダー

すでにチームや会社でユニフォームを揃えており、ロゴやチーム名だけ追加したい場合に選ばれやすい方法です。

ワッペンのみを制作し、取り付けは自分たちで行うケースもあります。急ぎで雰囲気を変えたいときや、追加発注が少量のときはこのパターンに該当します。

ユニフォーム・ワッペンの両方の制作をオーダー

ユニフォーム本体からワッペンまでまとめて依頼する、いわゆる丸ごとオーダーの形です。

新チームの立ち上げや、全体を一新したいタイミングで選ばれることが多く、デザインや仕上がりの統一感を出しやすい点が特徴です。

(手持ちのユニフォームへのワッペン取り付けをオーダー)

ユニフォームもワッペンもすでに用意できていて、取り付け作業だけを任せたい、というケースもあります。実際、枚数が多かったり、仕上がりをそろえたい事情から、取り付けのみを検討する方も少なくありません。

ただし、この依頼に対応している業者は限られており、持ち込みの可否や条件はまちまちです。詳しくは後の章で触れます。

【ユニフォームあり】オリジナルワッペン制作のオーダー方法

【ユニフォームあり】オリジナルワッペン制作のオーダー方法

すでにユニフォームが手元にある場合は、ワッペン制作を中心に進めます。流れ自体はシンプルですが、後戻りしにくいポイントもあるため、順を追って確認していきます。

1)ワッペンの仕様を決める(サイズ・形・取り付け方法)

最初に決めたいのは、どこに、どのくらいの大きさで付けるかという点です

胸や袖など位置によって適したサイズは変わりますし、刺繍やプリントなど加工方法によって見え方も異なります。縫い付け、圧着、ベルクロなど取り付け方法も、この段階で想定しておくと後の工程がスムーズです。

2)デザインを用意し、ワッペン制作を発注

次に、ロゴや文字のデザインを用意してワッペン制作を発注します。色数や線の細かさは、加工方法によって再現性が変わるため、仕上がりイメージを業者とすり合わせておくと安心です。

既存ロゴを使う場合は、使用許諾の範囲も確認しておきます。

3)ユニフォームへ取り付け

完成したワッペンをユニフォームに取り付けます。

少量であれば自分たちで行うこともありますが、位置をそろえたい場合や枚数が多い場合は、業者対応を検討するケースも見られます。

ユニフォームの持ち込みでワッペンを取り付けてもらえる?

手持ちのユニフォームへの取り付けに対応している業者は、実際には限られています

素材や状態によっては作業を断られることもあり、万一の破損に対する補償が付かない場合もあります。

また参考例として、西武ライオンズでは公式ユニフォーム向けにワッペン圧着サービスを案内しています。一般向けとは条件が異なり公式グッズに限定されたサービスです

参考:圧着サービス|埼玉西武ライオンズ

【ユニフォームなし】ワッペン付きユニフォームのオーダー方法

【ユニフォームなし】ワッペン付きユニフォームのオーダー方法

ユニフォームをこれから用意する場合は、全体像を描きながら進めるのがポイントです。

ワッペン単体よりも決める項目は増えますが、その分、仕上がりの統一感を出しやすくなります。ここでは一般的な流れを順に見ていきます。

1)ユニフォームの仕様を決める(用途・生地・サイズ)

まずは、どんな場面で着用するのかを整理します。スポーツ用か、業務用かによって、生地の厚みや機能性、動きやすさは変わります。カラーやサイズ展開も、この段階で想定しておくと後の調整が楽になります。

「watasiino!!」では、Tシャツやポロシャツ、トレーナー、パーカーをはじめブルゾンやベスト、ベンチウォーマーなどさまざまなアイテムを取り扱っています。
監修者
watasiino!!チーム

2)ワッペンの仕様を決める(位置・サイズ・加工・取り付け方法)

次に、ワッペンをどこに付けるかを決めます。胸や袖、背中など、位置によって適したサイズや加工方法は異なります。刺繍やプリントといった表現の違いに加え、縫い付けか圧着かといった取り付け方法もあわせて検討します。

3)デザインを用意し、ユニフォーム+ワッペン制作を発注

ロゴや文字のデザインを用意し、ユニフォーム本体とワッペンをまとめて発注します。

色味や細部の表現は、完成後の印象を左右するため、事前にイメージを共有しておくと安心です。

「watasiino!!」では、ラフ画や手描きのデザインなどをいただければ、プロのデザイナーがオリジナルデザインをデータに起こします。
監修者
watasiino!!チーム

4)サンプル確認

量産前に、ワッペンを装着した状態のサンプルを確認します。位置のバランスや色の見え方、着用時の違和感がないかをチェックし、必要があれば調整します。

5)量産・装着・検品・納品

内容が確定したら量産に進み、取り付け方を指定し、ワッペンを装着してもらいます。検品を経て、サイズ別などに仕分けされた状態で納品される流れです。

「watasiino!!」では、マジックテープ(ベルクロ)接着加工、安全ピン加工、縫い付けなどご希望に合わせた取り付けが可能です。
監修者
watasiino!!チーム

ユニフォームとワッペンのおすすめ相性

ユニフォームとワッペンは、どちらも単体で選ぶより、組み合わせを意識したほうが仕上がりに差が出ます。ここでは、実際によく選ばれている組み合わせを紹介します。

野球ユニフォーム × 刺繍ワッペン

厚みのある生地が多い野球ユニフォームは、刺繍ワッペンの立体感と相性がよい組み合わせです。チーム名やエンブレムをしっかり見せたい場合にも向いています。

一方で、糸数が多いデザインは重くなりやすいため、位置やサイズのバランスには注意が必要です。

作業着・制服(ポリエステル系) × 織りワッペン

ポリエステル素材の作業着や制服には、比較的薄く仕上がる織りワッペンが合います。文字や線が細かいロゴでも表現しやすく、日常的な着用にもなじみやすい点が特長です。

洗濯頻度が高い場合は、縫い付け方法もあわせて確認しておくと安心です。

イベント用Tシャツ × プリントワッペン

短期間の使用や大量配布を想定したTシャツには、軽量なプリントワッペンが選ばれやすい傾向があります。生地への負担が少なく、コストを抑えやすい点が理由です。

長期使用を前提とする場合は、耐久面を事前に確認しておきましょう。

ミリタリー・アウトドア系ユニフォーム × ベルクロ付き刺繍ワッペン

付け替えを想定するユニフォームには、ベルクロ付きの刺繍ワッペンが向いています。所属や役割の変更にも対応しやすく、実用面を重視する場面で選ばれています。

ベルクロ部分の縫製強度や、生地への影響は要確認です。

【FAQ】ユニフォーム用ワッペンのオーダーでよくある質問

ここでは、実際に相談が多い費用や枚数、納期についてまとめます。

費用は?

ユニフォーム用ワッペンの費用は、サイズや加工方法、枚数によって差が出ます。あわせて知っておきたいのが、初回にかかる版代です。

たとえば、オリジナルワッペン作成サービスの「ワッペンで.com」では、刺繍ワッペンの場合、ワッペン1枚あたりの目安が数百円台から制作できます。一方で、デザインごとに刺繍データを作成するため、初回は版代として数千円程度が別途かかります。

そのため、少量で作るほど1枚あたりの負担は大きくなり、枚数が増えるほど単価が下がりやすい傾向があります。見積りを見る際は、ワッペン単価だけでなく、版代を含めた総額で確認しましょう

1枚からや小ロットも可能?

業者によって対応は異なりますが、版代の都合から、5枚以上を最低ロットにしているところが多く見られます

1枚だけ作れるケースもありますが、その場合は版代がすべて1枚分に乗るため、1枚あたりの金額は高くなりがちです。試作や記念用途なら選択肢になりますが、コスト面では注意が必要です。

納期は?

納期は業者や加工内容によって幅があります。ワッペン制作だけでも数週間かかることがあり、ユニフォームへの装着まで含めるとさらに時間を見ておく必要があります。

イベントや試合など、使う日が決まっている場合は、余裕を持って相談しておくと安心です。

ユニフォーム用ワッペンをオーダーするときの注意点

ワッペン付きユニフォームは完成形が想像しやすい反面、細かな確認を省くとトラブルにつながりやすい分野でもあります。

ここでは、実際によく起きがちな失敗を踏まえつつ、事前に押さえておきたい注意点を紹介します。

ユニフォーム素材と取り付け方法の相性を確認する

ユニフォームの素材によって、向いている取り付け方法は異なります

たとえば、伸縮性の高い生地に圧着ワッペンを使うと、洗濯を重ねるうちに浮きや剥がれが起きることがあります。撥水加工のある生地では、そもそも圧着が定着しにくい場合もあります。

素材と加工方法の組み合わせは、事前に業者へ相談しておきましょう。

ロゴ・デザインの著作権と使用許諾を確認する

チームロゴや企業ロゴであっても、デザインを外部に依頼している場合は使用範囲が限定されていることがあります。また、フリー素材やフォントを使ったデザインでは、商用利用が認められていないケースも見られます。

確認を怠ると、制作後に使えなくなることもあるため、入稿前のチェックは必須です。

量産前に装着済みサンプルを確認する

デザイン確認だけで量産に進むと、「位置が思っていたより低い」「着用するとバランスが違う」といったズレが起きやすくなります。

ワッペンを実際に装着した状態で確認しておくと、こうした行き違いを防ぎやすくなります。初回オーダーほど、この工程を省かないほうが無難です。

「watasiino!!」ならユニフォームもワッペンも装着も一括対応!

ここまで紹介してきたように、ワッペン付きユニフォームの制作では、仕様決めから装着までを一つの流れで考えることが大切です。「watasiino!!」では、ユニフォームとワッペンの制作、装着までをまとめてお任せいただけます

ワッペン制作は、刺繍をはじめ、プリント、熱転写、切り抜き加工、立体感のある3Dワッペンなどに対応しています。ベルクロ(マジックテープ)接着や安全ピン加工、フチのヒートカットといったオプション加工も選べるため、用途に合わせた仕上がりを検討いただけます。

ユニフォームについては、以下のような多様なアイテムを取り扱っています。

  • Tシャツ
  • ポロシャツ
  • スタッフジャンパー
  • ブルゾン
  • ベスト
  • パーカー
  • ベンチウォーマー
  • パンツ各種

※各種、形や素材、色、サイズを複数ご用意しています。

さらにワッペン装着だけでなく、プリントや刺繍による表現も組み合わせられるため、デザインから完成形までを見据えたユニフォーム作りが可能です。用途や枚数が固まっていない段階でも、条件を整理しながら一緒に考えてまいります。

ご相談はLINEからでも、ワッペン専用サイトからでも受け付けています。「このユニフォームに付けられるか」「この使い方は問題ないか」といった段階からでも構いません。

私たちが丁寧にすり合わせながら、納得感のある一着に仕上げていきます。

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