ゴルフのスポンサーワッペンの製作方法まとめ。付ける位置やサイズについて解説

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プロゴルファーが試合中に着用しているウェアに、多くのワッペンが付いているのは、スポンサー契約によるもので、そのスポンサー企業を宣伝する役割を果たしています。

ゴルフの試合中やメディアに露出した際に、スポンサー企業のロゴや名前が多くの人の目に触れるため、スポンサー側にとっては宣伝効果が期待できます。

この記事では企業担当者に向けて、ゴルフのスポンサーワッペンの製作手順や製作時のポイントを解説します。

ワッペンを付ける位置やサイズの決め方、デザイン作成に関してもまとめています。また、実際の製作事例も紹介しているので、スポンサーワッペン作りの参考にしてくださいね。

目次

ゴルフのスポンサーワッペンとは

ゴルフのスポンサーワッペンとは、袖や帽子に付いている企業名や企業ロゴが入ったワッペンのことです。

ツアーに出場するゴルフのプロ選手は、いくつかの企業とスポンサー契約を結んでいます。契約を結んだ企業は、プロゴルファーのゴルフクラブやウェア、帽子、ボール、スパイク、キャディーバッグ、クラブなどに企業名や企業ロゴのワッペンを付けることができるようになります。

一方で選手は、契約した企業から契約金をもらう代わりに、スポンサーワッペンを付けたウェアを身に着けて広告塔の役割を担います。移動や宿泊などで費用がかかるプロゴルファーにとって、企業との契約は重要なものといえるでしょう。

なお、企業と契約したからといって、必ず契約金が発生するわけではありません。例えば、航空会社の場合は、航空運賃、自動車メーカーの場合は自動車など、移動手段の提供や品物の提供のみといった場合もあります。

ゴルフのスポンサーワッペンの製作手順

スポンサーワッペンの製作は、一般的に次の手順で進めます。

  1. デザイン・サイズを決める
  2. 加工方法を決める
  3. 見積もりを出してもらう
  4. 発注する

次から詳しく見ていきましょう。

1)デザイン・サイズを決める

まずは、製作するスポンサーワッペンのデザインと、サイズを決めます。

スポンサーワッペンの場合は、企業名や企業ロゴがデザインのベースとなるので、デザインで迷うことは少ないでしょう。ただし、文字の配置やバランスなどは考えなければならないので、デザインで不安な際は事業者に相談することをおすすめします。

また、事業者によっては、プロのデザイナーがデザイン作成から請け負ってくれる場合もあります。例えば、オリジナルワッペン作成サービス「watasiino!!」では、デザイン作成から印刷・刺繍までワンストップで承りますよ。

あらかじめデザインが決まっている場合は、デザインデータを製作事業者に送り確認してもらいましょう。事業者によってはデータ形式が指定されていることもあるので、忘れずにチェックしてください。

ワッペンのサイズは契約により決まっている可能性があるため、指定された範囲内のサイズを伝えてくださいね。

2)加工方法を決める

デザインとサイズが決まったら、加工方法を決めます。

事業者によって加工の種類も異なるので、イメージに近い仕上がりになる方法を相談しましょう。

主な加工方法と特徴を、以下にまとめました。

加工方法特徴
刺繍・高級感のある仕上がりになる
・色落ちしにくい
・長持ちしやすい
・細かいデザインやグラデーションには不向き
プリント(昇華・転写)・刺繍では難しい細かなデザインにも対応
・フルカラー印刷が可能
熱転写・本体色や下地の影響を受けないので発色が良い
・熱で圧着しているので、アイロンや乾燥機はNG
切り抜き加工・ロゴデザインに沿って周囲を切り取る加工
・ひと手間かけた独自性をアピールできる
ワッペンの加工方法と特徴

加工方法によって、見た目の印象や金額も変わります。企業のイメージや予算に合った加工方法を選びましょう

また、製作事業者によってはオプションを選択できる場合があります。

例えば「watasiino!!」では、3D加工・マジックテープ加工・安全ピン加工などが選択できますよ。追加料金が発生するものもあるので、合わせて確認してくださいね。

3)見積もりを出してもらう

仕上がりのイメージができたら、見積もりを依頼します。

サイズや枚数など、間違いがないか確認しましょう。オプションなどをセットで注文する場合は最終的な金額が予算内に収まっているかも要チェックです。

4)発注する

見積もりを確認し、問題がなければ発注しましょう。

納品されるまでの日数は加工方法や発注枚数、時期によって変動するため、確実に手元に届くのはいつになるのか把握しておきましょう。

納品されたら、製品と個数に間違いがないか確認してくださいね。

ゴルフのスポンサーワッペンを付ける位置

ゴルフのスポンサーワッペンの位置は、スポンサーの露出効果を最大限に引き出すために戦略的に決められており、それぞれの位置によって効果や意味が異なります。

ここでは、代表的な位置とその意味について解説します。

キャップ

ゴルフ中継で露出度が高いのがキャップの正面です。

ゴルフ中継では、ショットを打つときや打ったあとの表情をとらえるため、顔が映し出されることがしばしばあります。特にインタビューや顔のアップが映し出されるシーンで効果があります。

次いでサイド部分や後ろも露出効果がありますが、正面に比べてやや効果は低いです。

正面にはもっとも重要なスポンサーが配置されることが多く、サイドや後ろにはサポートスポンサーなどが入ることが一般的です。

ちなみに、米国では選手ごとの露出時間を計測し、効果をレポートしているそうですよ。

胸部分

胸の位置も非常に目立ちやすく、特に左胸はもっとも高額なスポンサーワッペンの位置とされています。

ゴルファーがスイングやポーズを取る際にカメラに映りやすく、多くの人の目に触れるため、メインスポンサーや重要なスポンサーのロゴがここに配置されることが多いです。

また、テレビや写真に映りやすいという理由から、体の右側部分も人気が高く、早く決まるケースが多いといわれています。

襟部分

襟部分も、顔に近いためカメラに映りやすく、胸に次いで目立つ場所です。

特にインタビューや写真撮影の際に効果を発揮します。左襟のほうがカメラに映りやすい傾向がありますが、両襟にロゴが入ることもあります。

袖部分

袖部分は、胸や襟に比べるとやや露出度は落ちますが、ゴルフの動作中にロゴがしっかりと映り込む場所です。スイング中や歩いている際に、特に左袖のロゴがカメラに映りやすいため、重要な位置とされています。

背中

背中のワッペンは、後方からのカメラやゴルファーが歩いている姿が撮影されたときに見える位置です。プレー中よりは、試合の合間や移動中にカメラに映ることが多いです。

背中は面積が大きいため、ロゴの大きさで強いインパクトを残すことができます。視認性を重視するスポンサーはここを選ぶ傾向にあります。

パンツの腰・大腿部

パンツの腰や大腿部にもワッペンを付けることがありますが、カメラに映る頻度がほかの部分に比べて低いため、胸や襟ほどの露出効果はありません。

ただし、スイングの際に脚の動きが注目されるため、そこにロゴがあれば多少の宣伝効果が期待できます。

キャディーバッグやゴルフ道具

ゴルファーが使うバッグやキャディーバッグ、クラブなどにもスポンサーロゴが付けられることがあります。これは、試合中の移動や準備中に目に触れる機会が多く、特に試合前や移動時の映像で効果を発揮します。

主に用具関連のスポンサーが多く、ゴルフ用品メーカーなどが自社製品と共に露出を狙う傾向があります。

ゴルフのスポンサーワッペンのサイズについて

ゴルフのスポンサーワッペンのサイズは、契約する部分により変動します。契約できる部分と金額の一例を紹介します。

場所価格の目安
キャップつば部分250万円~
キャップ左部分250万円~
ウェア右袖300万円~
ウェア左袖300万円~
ウェア右胸300万円~
キャディーバッグ200万円~
スポンサーワッペンの契約できる場所と価格の目安

金額は選手や契約年数によって異なります。

ワッペンのサイズの詳細は契約時に確認する必要がありますが、一般的にキャップやウェアの場合はネームワッペンのような長方形が多く、キャディーバッグはそれより少し大きめの正方形が多く見受けられます。

ゴルフのスポンサーワッペンのデザイン作成のポイント

ゴルフのスポンサーワッペンを作成する際のポイントを紹介します。

何をデザインに採用するか

ワッペンのデザインに、何を採用するのかはよく考える必要があります。企業名や企業のロゴマークが一般的ではありますが、オリジナルキャラクターやマスコットをデザインに組み込むケースもあります。

ワッペンのサイズによっては、企業名とキャラクターなどの組み合わせも良いでしょう。

認識しやすいか

スポンサーワッペンには、広告宣伝の役割を期待します。

広告としてデザインを考えるなら、認識してもらいやすいものにすべきです。

ゴルフのスポンサーワッペンのサイズはさほど大きくないため、複雑すぎるデザインは認識されにくい可能性があります。シンプルかつ独自性のあるデザインを考えられるとよいでしょう。

ワッペンの種類とウェアの素材の相性は良いか

ワッペンには、アイロン接着加工があるものと、加工がないものがあります。接着加工がないものは縫い付けて使うので、ウェアの素材をほぼ選びません。

しかし、アイロン接着加工があるワッペンは、ウェアの素材をチェックする必要があります。高熱に弱い素材や、防水加工商品、ナイロン系の素材は接着に向きません。ワッペンを付けるウェアが事前にわかる場合はよいですが、わからない場合は接着加工なしのワッペン製作をおすすめします。

また、ワッペンの土台となる素材も、いくつかの種類から選ぶことができます。

ワッペンの土台となる生地

生地名特徴
クロス生地・堅牢度が高い
・畳のように織り込まれ、光沢感がある
・色数が豊富
ツイル生地・光沢はなく、オーソドックスな仕上がり
フェルト生地・柔らかいイメージ
・エンブレムワッペンなどによく使われる
生地の種類と特徴

光沢感や柔らかさなど、選ぶ生地でも印象が変わります。クロス生地が人気ではありますが、生地選びに困った際は、事業者に相談しましょう。

ゴルフのスポンサーワッペンの製作事例

ここでは、実際に製作された事例を紹介します。

ゴルフスポンサーワッペン事例1

正方形で縫い付けるタイプのワッペンです。黄色と黒は、目を引きやすい色の組み合わせなので、さまざまな色のウェアで映えるでしょう。

ゴルフスポンサーワッペン事例2

こちらは企業ロゴのワッペンです。白をベースとしたシンプルなデザインですが、赤いウェアに付けると目立ちます。

ゴルフスポンサーワッペン事例3

同じデザインを2社で作成したようです。鮮やかなブルーと可愛らしいイラストが目を引きます。四角いワッペンが多い中、丸い形であることも注目されるポイントの1つになるでしょう。

ゴルフスポンサーワッペン事例4

ウェアの右袖とキャップの2箇所にワッペンが付いています。長方形の中に、企業名が大きく入っていて目立ちますね。

ゴルフスポンサーワッペン事例5

ウェアの右袖とキャップのつばに付けられています。シンプルなデザインですが、白地に青の文字が洗練された雰囲気を出しています。

ゴルフのスポンサーワッペン製作に関する注意点

ゴルフのスポンサーワッペンを製作する際に注意したいポイントを解説します。

ルールと規定を遵守する

ゴルフには大会や協会ごとに、スポンサー表示に関する厳しい規定が設けられている場合があります。

例えば、ワッペンの大きさ、表示できる箇所、ロゴの数などの制限です。特にプロの大会に出場する選手の場合、規定を守らないとペナルティや失格の対象となることもあります。

事前に大会やツアーの規定を確認しておきましょう。

素材の選定に気をつける

ワッペンに使用する素材は、耐久性や使用感が重要です。ゴルフは屋外スポーツのため、風や雨、汗にさらされることがあります。耐水性・耐候性のある素材を選び、摩擦や汚れにも強いものを選ぶ必要があります。

また、選手がプレー中に快適に動けるように、柔らかく肌に優しい素材を選定することもポイントです。

ブランドイメージの整合性

スポンサーのロゴやメッセージが、選手やゴルフという競技のブランドイメージと合致していることが重要です。

スポーツの精神性やゴルフの品格を損なわないデザインや表現にすることが求められます。あまりにも派手すぎたり、ゴルフのイメージと大きくかけ離れたものだと、視聴者やファンの反感を買う可能性もあるので、バランスを考えましょう。

グラデーションや細かい文字の刺繍はできない

スポンサーワッペンを刺繍で製作する場合、グラデーションや細かい文字の加工はできません。文字サイズは7mm以上漢字であれば1cm以上がおすすめです。また、刺繍糸の色数も最大で6色までと決められているケースもあります。

複雑なデザインを刺繍で施すのは難しいため、その場合はプリントワッペンを検討するほうがよいでしょう。

プリントワッペンは、プリントでデザインを再現するため、細かいデザインの表現が可能になります。また、刺繍ワッペンよりも安価な価格で製作できるのもうれしいポイントです。

ゴルフのスポンサーワッペン製作なら「watasiino!!」におまかせください◎

ゴルフのスポンサーワッペン製作なら、創業20年の実績を持つ「watasiino!!」に相談してみませんか?

「watasiino!!」はプロのデザイナーが在籍するため、デザインから丸投げOK。簡単なデザインイメージさえあれば、高品質なデザインに仕上げます。

ワッペンの種類も、刺繍・プリント・熱転写から選ぶことができるうえ、切り抜き加工や3D加工などにも対応しているので、デザインに合わせて最適な方法を選べますよ。

また、ルールや規定が厳しいスポンサーワッペンの製作には、複数の打ち合わせや修正が伴うこともあるはずです。「watasiino!!」ではご依頼主様にご満足いただけるクオリティになるまで、真摯に製作に向き合います。

スポンサーワッペンの製作は、ぜひwatasiino!!にご相談ください。

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