帽子の中でも人気のある「バケットハット」。せっかくなら自分だけのデザインで楽しみたいですよね。しかし、オリジナルのバケットハットを作る方法や、加工の選択肢がわからず戸惑ってしまうこともあるでしょう。
この記事では、オリジナルバケットハットの制作方法から刺繍やプリントなどの加工の種類、デザインのアイデアまで、初心者にもわかりやすく解説します。
あなただけの特別なバケットハット作りを始めてみましょう。
オリジナルバケットハットの魅力
バケットハットは、ラフな印象と実用性を兼ね備えたファッションアイテムとして、幅広い世代に親しまれています。
中でもオリジナルで制作するバケットハットは、既製品では得られない自由な発想を形にできる点が魅力です。好きなカラーや素材を選んで理想のデザインにしたり、刺繍やプリントで自分だけのモチーフを加えたり、特別感のあるバケットハットにアレンジできます。
自分らしいおしゃれを楽しみたいときに、気軽に取り入れられるアイテムの1つです。
オリジナルのバケットハットを作る方法
「バケットハットを自分で作ってみたい」と思っても、具体的にどう始めればいいか迷う人は多いはず。
ここでは、制作方法の選び方や基本的な流れについて紹介します。
オリジナルバケットハットの制作業者に依頼する
オリジナルのバケットハットを初めて作るなら、制作業者への依頼がもっとも楽で便利な方法です。専門サービスなら、デザインから納品まで一貫して対応してくれるでしょう。
基本的な依頼の流れは以下の通り。
- 希望のデザインや仕様を業者に相談する
- ハットの形や色、生地などを選ぶ
- ロゴやイラストのデザインデータを入稿する
- 刺繍やプリントなどの加工方法を決定する
- 発注後、仕上がりを確認して納品を受ける
「watasiino!!」ではさまざまな種類・形のオリジナルバケットハット制作に対応しています。刺繍やワッペンなど自由なデザインを反映できますよ。
加工できる業者に持ち込む
既製のバケットハットを購入し、刺繍やプリントに対応した店舗に加工を依頼する方法もあります。自分で用意したアイテムを使うので、自由度の高いカスタマイズが楽しめるでしょう。
加工依頼のおおまかな流れは以下の通り。
- 加工サービスを提供している業者を探し、持ち込み対応の可否を確認する
- 加工に適したバケットハットを購入・準備する
- 希望するデザインやロゴを用意し、事前に相談する
- 加工内容や位置、料金などを確認し、正式に依頼する
- 加工が完了したら受け取る
対応範囲は業者によって異なるため、しっかりと事前確認を行いましょう。

自分で加工する
既製のバケットハットに自分で刺繍やプリントを加える方法は、手作りならではの温かみがあり、アイデアをダイレクトに形にできるでしょう。
完成度を重視するなら、刺繍ワッペンを活用するのがおすすめです。あらかじめデザインを刺繍しておいたワッペンを、ハットに縫い付けるだけで仕上がりが整います。ミシンでも手縫いでも対応できるので、道具やスキルに合わせて無理なく取り組めます。
また、プリントを試してみたい方には、アイロンシートや布用ペンを使う方法もあります。カラフルな文字やイラストを加えれば、オリジナリティあふれる一着に。デザインの自由度が高く、細部に自分らしさを込められるのも手作りならではの楽しさです。
ただし、刺繍などはある程度の経験が問われるので、慣れていない方は業者に依頼するほうが安心です。

バケットハットのオリジナル加工の種類
どんなアレンジ方法が自分に合っているか、最初に全体像を把握しておくとイメージが湧きやすくなります。難易度やスタイルに合わせて、気になる方法をチェックしてみてください。
加工方法 | 難易度 | 向いている人のタイプ |
---|---|---|
刺繍加工 | 中 | もの作りが好きで、作業を楽しめる人 |
プリント加工 | 中 | イラストや文字でデザインしたい人 |
ワッペン貼り付け | 低 | 縫い物に自信がない初心者 |
缶バッジ・ピンズ | 低 | 手軽にアレンジを楽しみたい人 |
刺繍
刺繍は、糸を使ってデザインを施す加工方法で、手仕事ならではの温かみや立体感を演出できます。文字やロゴ、ワンポイントのモチーフなどを入れるだけでも、バケットハットの印象が引き立ちます。
初めて挑戦する場合も、道具をそろえるところからゆっくり始めれば問題ありません。基本的には次のようなアイテムがあると便利です。
- 刺繍針と刺繍糸
- 刺繍枠(生地を張るため)
- 下書き用のチャコペンや水で消えるペン
- ハサミ(糸の処理用)
- ハット本体(柔らかい生地のものが刺しやすい)
刺繍のやり方
刺繍には、大きく分けて手縫い・ミシン・加工サービスの3つの方法があります。
たとえば手縫いの場合は、次のような流れで進めます。
- 刺繍枠にハットをセットし、図案を下書きする
- 糸を針に通し、ステッチを入れていく
- 裏面の糸処理を行い、接着芯で補強する
一方、ミシンを使う方法は専用ソフトや刺繍機能付きミシンが必要で、初期コストは高めですが、大きな柄や細かい図案の再現に向いています。
加工業者への持ち込みは、デザイン入稿や仕様の相談が可能で、仕上がりも安定するのが特徴です。ハットの加工方法としても人気の高い選択肢の1つです。ただし、持ち込みに対応していない事業者もありますので、事前に確認することをおすすめします。

プリント
加工方法の中でも、プリントは表現の幅が広くデザインの自由度が高いです。細かなイラストや写真のようなグラフィックも再現できるため、デザイン性を重視したい人にはとくに向いています。
ロゴやテキストをシンプルに配置するだけでなく、全面に柄をあしらって個性を主張するスタイルも人気です。ストリート風やレトロ風など、テーマに合わせた仕上がりにできるのも嬉しいポイントです。
ワッペン貼り付け
ワッペンは、比較的簡単にアクセントを加えられるオリジナル加工の1つです。既製のデザインを使うだけでなく、自作のワッペンを貼れば、個性的なアレンジが楽しめます。
ワッペンの貼り付け方法とその特徴を一覧にまとめました。
貼り付け方法 | 特徴 | 向いているケース |
---|---|---|
アイロン接着 | 比較的簡単で時短にもなる | 装飾用で洗濯頻度が少ないもの |
手縫い | 丈夫で耐久性がある | 頻繁に洗う・長く使いたいもの |
布用ボンド・接着シート | 道具が少なく済む | 一時的な装飾や初心者のトライ用 |
接着芯で裏から補強 | 型崩れを防ぎ、仕上がりが安定する | ワッペンが大きめでしっかり留めたい場合 |

缶バッジ・ピンズ
缶バッジやピンズは、あとから手軽に加えられるアレンジアイテム。キャラクターやロゴ入りのデザインを使えば、自分らしさをさりげなく表現できます。
光沢や立体感をプラスしたり、季節ごとに付け替えて楽しむのも◎。服やバッグとデザインをそろえれば、全体に統一感が出ておしゃれ度もアップします。
帽子に穴を開けたくない場合は、クリップ式を選ぶと安心ですよ。
オリジナルのバケットハットのデザイン案
せっかくオリジナルで作るなら、デザインにもこだわりたいところ。ロゴやイラスト、数字など、表現の切り口はさまざまです。
ここでは好みやテーマに合わせたアイデアを紹介しますので、創作イメージが広げてみましょう。
ロゴ
ロゴは、ブランドやアイデンティティを象徴する要素として人気の高いデザインパターンです。ワンポイントでも存在感があり、帽子全体の印象を引き締めてくれます。
【おすすめデザイン案】
- 名前やイニシャルを刺繍で図案化
- ブランド名や活動名のロゴをプリント
- 英単語や造語でオリジナル感を演出
- 線画や図形でミニマルに仕上げる
- 既存ロゴにアレンジを加える
ロゴは配色や配置にも工夫がしやすく、個性と統一感の両立がしやすい点も魅力です。

テキスト
言葉そのものをデザインとして取り入れるテキストスタイルは、シンプルながら印象に残りやすい表現方法です。好きなフレーズやメッセージを選ぶだけで、自分らしさを自然に表現できます。また、文字の配置や書体を変えるだけでも、まったく違う雰囲気が生まれます。
【おすすめアレンジ案】
- 名前やニックネームを英字で刺繍
- 座右の銘や好きな言葉をワンポイントに
- 日付や地名など思い出の要素を加える
- 英単語やスラングでカジュアルに
- 異なるフォントでデザイン性アップ
イラスト
イラストを取り入れたデザインは、自由度が高く、視覚的なインパクトも演出しやすい手法です。
ゆるい線画から緻密なアートワークまで、描き方やモチーフの選び方によって雰囲気に大きな違いが生まれます。ラフなタッチやポップな色づかいも相性が良く、遊び心を取り入れたデザインが楽しめます。
【おすすめパターン】
- 動物や植物など自然モチーフを表現
- キャラ風の似顔絵をワンポイントに
- 自作イラストをデータ化
- 抽象パターンでファッション性アップ
- アート系グラフィックで主役感を演出
シンボルマーク・エンブレム
シンボルマークやエンブレムは、デザインに「意味」や「ストーリー」を持たせたいときにぴったりの表現です。ワンポイントでも存在感があり、クラシックにもモダンにも仕上げられます。
【おすすめアイデア】
- 好きなモチーフを紋章風に刺繍する
- 部活動や団体のロゴをエンブレム風にまとめる
- 地域や国を象徴するモチーフで個性を表す
- 幾何学模様など抽象的な形でシンプルに仕上げる
- 盾型のレトロ風ワッペンやバッジでアクセントにする
数字・記号
数字や記号を使ったデザインは、抽象的ながらも印象に残りやすく、さりげない個性を表現したいときに重宝します。
文字や図柄とは異なる無機質な雰囲気が、シンプルなデザインによくなじみます。配置やフォント次第でクールにもポップにも仕上がるため、幅広いテイストに応用しやすいモチーフです。
【おすすめアレンジ】
- 誕生日や記念日など、自分に関する数字
- 背番号風の大きな数字でスポーティに
- &や@などの記号で遊び心を添える
- 数字と英字を組み合わせてコード風に
- 幾何学記号を並べてリズム感を出す
オリジナルバケットハットの制作事例
ここでは、オリジナルバケットハットの制作事例を紹介します。
直接刺繍したアレンジです。カラフルな文字の刺繍がポップですし、文字を縁取りしているため、より強調されています。
こちらは、アイロンビーズをバケットハットに縫い付けています。刺繍ワッペンやプリント以外で個性が光るアレンジです。ぬいぐるみと同じデザインでとてもかわいらしい写真ですね。
フェルト生地に刺繍を施し、それをバケットハットに縫い付けたアレンジ方法です。土台となるフェルト生地との色合わせも楽しめるアレンジですね。
シンプルな文字のみのアレンジです。あえてなじみやすい白色の刺繍で、さりげないポイントになっています。
オリジナルバケットハットのオーダーから納品まで
オリジナルバケットハットを制作する際は、デザインの検討から商品の選定、仕様の確認、注文手続きといった流れがあります。
各ステップを知っておくことで、納期や仕上がりのイメージがしやすくなるでしょう。
1)デザインを考える・決める
まずは、どんなバケットハットを作りたいのか、イメージを膨らませることから始めましょう。たとえば、普段使いしたいのか、イベント用として目立たせたいのかによって、デザインの方向性は大きく変わってきます。
好きな言葉やロゴ、イラストなど、入れたいモチーフが思い浮かんだら、ノートやスマホにメモしておくのがおすすめ。色の組み合わせやテーマが決まっていなくても、参考になりそうな画像を集めておけば業者にイメージを伝える際に役立ちます。
まずは自由に発想を広げて、自分の好みや使いたいシーンに合うデザインを探してみてください。
2)バケットハット(商品)の種類を選ぶ
オリジナル制作を進めるうえで、最初のステップとなるのがベースとなるハット選びです。
例えばツイル素材を使った綿100%のバケットハットは価格も手頃で、初めての注文でも取り入れやすい選択肢です。
素材やカラーによって仕上がりの印象が大きく変わるため、用途やイメージに合わせて選びましょう。
3)カラーや数量などの仕様を選ぶ
デザインが決まったら、次はカラーやサイズ、注文数などの仕様を決めていきます。
たとえば、カラー展開はベーシックな黒や白だけでなく、ネイビーやカモ柄などもあり、用途やターゲットに合わせて選びましょう。サイズはフリーサイズのものが多いですが、業者によってはS/M/Lなどサイズ展開されているケースもあります。
また、大量発注を予定している場合は、価格や納期なども事前に確認しておきましょう。
4)加工方法・デザインを伝えて注文
仕様が決まったら、いよいよ注文手続きに進みます。
刺繍やプリント、パッチの貼り付けなど、希望する加工方法を明確に伝えましょう。仕上がりのイメージがわかるよう、ロゴやイラストのデータを用意したり、参考画像を添えたりするとスムーズです。
色や位置、サイズなどの指示は具体的にしておくと、完成後のギャップも抑えられます。やりとりは基本的にメールやオンラインフォームで行われルノが一般的で、デザイン確認のやりとりを経て正式な注文が成立します。
「watasiino!!」ならオリジナルのバケットハットを1個から◎
オリジナルバケットハットの良さや加工アイデア、注文の流れを見てきたことで、「自分だけの1着を作ってみたい」と感じた方は、デザインの幅広さにワクワクしたかもしれませんね。ロゴやイラスト、缶バッジやワッペンなど、好みに合わせた装飾を加えて、自分らしさを自由に表現しましょう。
「watasiino!!」では、そんなオリジナルバケットハットを1個から注文できます。デザインの作成から刺繍・プリントなどの加工まで、すべてまとめて依頼できるので、初めての方でも安心。手描きのラフや写真からでも、専門のデザイナーが形にしてくれる心強いサポート付きです。
また、3D刺繍やマジックテープ加工を使ったオリジナルワッペン制作も対応しており、帽子との組み合わせでさらに個性的な1着に仕上がります。サイト上でのやりとりに加え、LINEや電話での相談もOK。価格は1点1,216円からとお手頃です。
気軽にチャレンジできる「watasiino!!」で、まずは自分のアイデアを形にしてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。