ユニクロでクラスTシャツを作れる?UTme!の値段や作成の注意点を解説

ユニクロでクラスTシャツのアイキャッチ

ユニクロでオリジナルプリントTシャツが作成できる「UTme!」はクラスTシャツの作成にも使えるサービスです。

この記事では、ユニクロのサービス「UTme!」を利用したクラスTシャツ作成をテーマに解説していきます。

限られた予算の中で作るとはいえ、思い出に残るクラスTシャツを「微妙だったな」で終わらせないためにも、作成担当者の方はぜひ最後までお読みください。

目次

クラスTシャツを作成できるユニクロのサービスは2つ

ユニクロでオリジナルプリントのTシャツを作る場合は、「UTme!」 と 「UNIQLO UNIFORM」 という2つのサービスが利用できます。どちらが適しているのか比べてみましょう。

UTme!

UTme!の主な特徴は以下のとおりです。

  • オンラインと店舗の両方で簡単にデザインが可能
  • 値段がプリント代込みの設定
  • 個人向けのサービス

少量でも注文が可能、値段はプリント代も込みの表示のためコストも分かりやすくなっており、クラスTシャツ作成に適しているサービスといえるでしょう。

UNIQLO UNIFORM

UNIQLO UNIFORMの特徴は以下のとおりです。

  • オンラインでデザインが可能
  • プリント可能対象商品がかなり豊富
  • 見積書の提示あり
  • まとめて注文するとお得になる
  • 法人、団体向けサービス
  • 新規デザインの場合、商品代のみで100,000円の注文が必要

選べる商品が1000種類以上、まとめての注文で割引ありなどのメリットがあります。

しかし、「新規デザインの場合、商品代のみで100,000円の注文が必要」となりますので、クラスTシャツの作成に利用するのは現実的ではありません。

ユニクロでクラスTシャツを作成する場合は、UTme!を利用するのがベターです。

出典:2025_SPRING-SUMMER_CATALOG|UNIQLO UNIFORM

ユニクロの「UTme!」でクラスTシャツを作成するメリット

UTme!でクラスTシャツを作成する最大のメリットは「安定感と手軽さ」にあります。主なメリットは以下のとおりです。

  • 高品質なユニクロTシャツ
  • 1枚から注文できる
  • オンラインで注文が完結する
  • UTme!取り扱い店舗ならその場でデザインと印刷が可能

Tシャツ自体の品質はユニクロが展開しているサービスなので安心です。近隣の実店舗に行けば、ほぼ同じTシャツを試着することも可能です。

UTme!のアプリ内だけでデザイン作成から注文まで完結でき、少ない枚数でも作れる点も魅力です。

UTme!で作れるクラスTシャツの特徴

UTme!でクラスTシャツを作るなら、サイズや価格、デザインの自由度など、特徴的なポイントをチェックしておきましょう。

種類

クラスTシャツを作る場合はUTme!では「ベーシックTシャツ」と「UクルーネックT」の2種類です。

それぞれのTシャツの特徴は以下のとおりです。

ベーシックTシャツ

普段使いしやすいベーシックなシルエットでなめらかな肌触りが特徴。ユニクロ商品の中で近いのは「ドライカラークルーネックTシャツ」です。

いわゆるクラスTシャツとしてイメージしやすいのはこちらでしょう。

UクルーネックT

ベーシックTシャツと比べると少し厚手の生地で、ややゆったりめのシルエットが採用されている点が特徴。ユニクロ商品の中で近いのは「Uniqlo U クルーネックTシャツ」です。

生地に厚みがあるので、インナー透けもしにくく、「クラスTシャツでも安っぽくはしたくない!」という要望にも応えられるでしょう。

2種類ともUTme!でのカラー展開はホワイトとブラックの2色のみです。

サイズ

選べる2種類のTシャツはサイズ展開やサイズ感も異なります。

ベーシックTシャツのサイズ表

XSSMLXLXXL
身丈636568717476.5
肩幅4243.54546.548.550.5
身幅464952555963
袖丈19.52021.322.523.5
ベーシックTシャツのサイズ表

出典:商品ラインナップ|UTme!

UクルーネックTのサイズ表

SMLXLXXL
身丈6669727577
肩幅4546.5485052
身幅5053566064
袖丈20.5222324
UクルーネックTのサイズ表

出典:商品ラインナップ|UTme!

男女でTシャツの型や値段が変わると注文や管理が複雑になります。

UTme!では男女兼用のサイズ展開です。クラスTシャツのように注文を取りまとめる場合には、男女兼用サイズの注文や経費の管理がしやすい点はメリットとなるでしょう。

値段

UTme!のアイテムはプリント代も込みの価格表示です。ホワイトとブラックの色の違いによって値段が変わる点には注意しましょう。

クラスTシャツの作成時に1人ひとりの色の好みを反映していると、値段の差が発生してしまい不公平感が出てしまいます。

「色を統一する」や「ブラックを選ぶなら追加集金する」など予め対策しておくことをおすすめします。

TシャツタイプWHITEBLACK
ベーシックTシャツ1,990円2,990円
UクルーネックT2,490円3,490円
プリント代価格表

出典:UTme! TOPページ 商品価格|UTme!

デザイン

UTme!のデザイン作成は特徴的な仕組みがあり、デザインする楽しさを体感できる点も魅力です。

基本となるデザインは以下の4つを組み合わせて作成します。

種類機能備考
PICTURE (写真)写真を撮ったり、端末に保存された画像を使う・データ容量はアプリで約10MB、Webで約約5MBが最大
・データ形式はPNG、JPEGのみ
TEXT (文字)好きなメッセージを自由に配置・ゴシック、丸ゴシック、明朝体、ENGLISHの4フォント
・細い、普通、太いで調整可能
PAINT (絵の具)絵の具でペイントする・青、赤、黄色、黒の4色が利用可能
STAMP (キャラクタースタンプ)キャラクターのスタンプを貼りつけ・カプコン、PEANUTSなどのスタンプ
・種類によってはほかのデザインと組み合わせ不可
デザインの種類と機能一覧

デザインにエフェクトを加えて、おしゃれにブラッシュアップする機能も備わっています。

種類機能
MoMA EFFECTEARLY MODERN STYLEデザイン全体がドットで表現され、シェイクするたびにドットの密度が変わる。
MoMA EFFECTCOLLAGEデザイン全体が、写真のように四角く分解され、コラージュ作品のように写真が重なり合うデザインに変化し、シェイクするたびに重なり方が変わる。
AUTO DESIGNERシェイクするたびに素材が複製され、自動で配置される。
SPLASHシェイクするたびにインクが飛び散るようなデザインが追加される。
GLITCHシェイクするたびに細く切り刻まれるようなデザインが追加される。
MOSAICデザインにモザイク効果が足され、シェイクするたびにモザイクの粒度が変わる。
NO REMIXエフェクトは加えず次に進む。
エフェクトの種類と機能一覧

出典:操作ガイド|UTme!

アプリ版とWeb版でデザイン機能の仕様が異なります

Web版ではデバイスをシェイクして使うエフェクト機能が無かったり、テキストのフォントが豊富だったりとデザインするうえで、使い方が大きく変わるので、やりたいデザインによって使い分けましょう。

ユニクロの「UTme!」でのクラスTシャツの作り方

Tシャツの選び方とデザインのやり方が分かれば、流れに沿って操作していけば注文完了です。

注文完了までの一連の流れを解説します。

1)商品を選ぶ

アプリ内の「つくる」メニューに進むと右上のTシャツのアイコンからプリントするアイテムが選択できます。

クラスTシャツの作成なら「ベーシックTシャツ」と「UクルーネックT」のどちらかで選択しましょう。

2)デザインする

デザインの種類やエフェクトを組み合わせてデザインを完成させましょう。

「さっそくつくる」のバナーから進めるとWeb版が起動するので、注意が必要です。

3)注文する

サイズと枚数を決定しカートに追加します。

カートへの追加はサイズごとに1つの注文を作成しないといけません

例えば、Sサイズ5枚、Mサイズ10枚、Lサイズ5枚が必要な場合は一連の操作を3回繰り返します。

オリジナルプリントではTシャツのサイズによって、プリント可能な範囲が変わるため、サイズごとにデザイン設定が必要になるためです。

4)デザイン審査で問題がなければ発送

ここまでの流れで注文は完了しましたが、すべてのオリジナルTシャツが手元に届くとは限りません。

デザインに対して審査があり、著作権侵害をしていないかなどがチェックされ、問題ないデザインのみ発送され手元に届きます。学校内だけで使うクラスTシャツであっても、例外なく厳正な審査が行われます。

出典:操作ガイド|UTme!

UTme!でのクラスTシャツ作成。ユニクロの店舗でのやり方

UTme!の取り扱い店舗であれば、クラスTシャツを店舗で作れます。

UTme!対応店舗での作成手順は以下のとおりです。

  1. UTme!取り扱い店舗に来店
  2. デザインを作成
  3. Tシャツの種類やサイズを選択
  4. 規約同意してデザインを送信
  5. プリントが仕上がるまで待つ
  6. 完成

オンラインストアやUTme!アプリのマイページに保存したデザインを、店舗で印刷することはできません。​店舗での印刷を希望する場合は、デザインしたい素材をスマホ等に保存したうえで、来店する必要があります。

また、店舗によってTシャツの在庫状況が異なります。在庫不足で2度手間にならないように来店前に電話で在庫を確認しておきましょう。

プリントが完了し、会計が終われば完成したプリントTシャツはそのまま持ち帰れます。オンラインでは手元に届くまでに10日程度かかるので、来店当日に受け取れるのはメリットです。

出典:UTme!を店舗でも楽しもう|UTme!

ユニクロの「UTme!」でTシャツを作るときの注意点

UTme!でクラスTシャツを作成する場合、いくつか注意点があります。

著作権などデザインの審査が厳しい

UTme!では、「デザインが著作権などの権利を侵害していないか」が特に厳しく審査されています

以下の項目にあてはまるデザインだった場合は審査に通過できないでしょう。

  • 他者が権利を有するものを利用している
  • 広告や宣伝を目的としたデザインになっている
  • 個人情報が入っている
  • フリー素材(主に、Web上で配布されている画像やデータ)を利用している

フリー素材の利用も一律に禁止されていることから、審査基準は非常に厳しいといえます。

クラスTシャツでよくある「クラスメイトのキャラクターを活かすために、芸能人の顔写真や企業のロゴなどをパロディとして面白く使うデザイン」や「担任の先生の名前を強く押し出したデザイン」などはデザインガイドラインにひっかかる可能性が高いでしょう。

出典:デザインガイドライン|UTme!

届くまでに時間がかかる可能性がある

UTme!のサイトやアプリのトップページには、注文からの発送目安が載っています。注文から発送までには10日程度かかることがほとんどであり、学園祭シーズンには需要が増すのでさらに日数がかかることが予想されます。

クラスTシャツは20〜30人のサイズを取りまとめたり、デザインの決定まで時間がかかったりとスムーズに注文する段階まで進まないこともあるでしょう。

手元に届くまでに時間がかかることを把握しておかないと、イベント当日に間に合わない可能性も大いにあります。

決められた箇所にしかプリントできない

UTme!のTシャツは「前面プリント」にしか対応していません。そのため、背面プリントで背ネームや背番号を入れるデザインのTシャツは作れません。

また、複数箇所のプリントにも対応していないため、デザインの右胸と袖部分などの組み合わせも不可です。

送料がかかり、枚数割はない

UTme!の送料は一律250円で設定されています。

ただし、1回の注文で商品代金合計が4,990円以上の場合、またはUtme!ではじめて購入する場合、送料は無料になります。

例えば、「XSサイズとXXLサイズがクラスに1人ずつ」の場合は送料がそれぞれにかかるので注意しましょう。

また、UTme!は注文枚数によって割引されることはないので、無理にクラス全員のサイズを1つに揃えたとしても価格面のメリットはありません。

出典:
配送について|UTme!
注文について|UTme!

デザインの自由度が高く、高品質なクラスTシャツを作れるのは「watasiino!!」

UTme!はオンライン完結でクラスTシャツを作成できるユニクロのサービスですが、デザインの自由度や金額面による制約もあります。

「UTme!では理想のクラスTシャツを作れないかもしれない……。」と感じている方には、オリジナルプリント専門サービス「watasiino!!」をおすすめします。

「watasiino!!」は、創業20年の実績があり、これまで多くのクラスTシャツ作成のご依頼に応えてきました。

「watasiino!!」の強みは、デザインの自由度にあります。手描きのラフ画やイメージ写真を共有いただければプロのデザイナーが本格的なデザインを作成いたします。また、プリント箇所も自由に選べるのに加え、刺繍とプリントのミックスにも対応可能です。

クラスTシャツは1度の人生で何度も制作するものではありません。

せっかくなら、理想のデザインを実現できる「watasiino!!」で納得のいく1枚を作ってみませんか?

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